■脚本が秀逸と話題 ドラマ通には堪らない「カルテット」

「全員片思い 全員嘘つき」というキャッチフレーズのもと、夢が叶わなかった4人の秘密や嘘が入り乱れるストーリー

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第一ヴァイオリン奏者。主婦。かつてはプロのヴァイオリン奏者を目指していた。
声がかなり小さい。極度の心配性、ネガティブ思考、そして自分に自信が無い。
緊張すると、より不安になるような動画を見てしまう。しかし、時折お茶目で、誰もが驚くほど大胆になる時がある。

チェリスト。無職。
人類最大の発明は神でも言葉でも数字でもなく“布団”だと思っている。トイレでも床でも、どこでも寝てしまう。二度寝こそが人生最大の幸せ。
すずめにとっては、チェロだけが家族であり友達。
ある日突然、謎の老女がすずめの元を訪ね、一つ頼みごとをし…!?

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ヴィオラ奏者。
軽井沢の美容室に勤めているが、資格は持っておらず、30半ば過ぎにしてアシスタント。相当モテるが、それ以上にモテたいと思っている。しかし、モテ期は早ければ三時間、遅くて三日で終了する。それは、妙に理屈っぽくて、めんどくさく、器が小さいから。
何を始めても、前に進めない。大人になれない。こだわり満載の一風変わった男である。

第4話でバイトをクビになったことが判明。現在無職

第二ヴァイオリン奏者。「ふくろうドーナツ」の社員だが、実は甘いものが苦手。
人生において一度も怒ったことがないため、自由人に憧れている。
一度でいいから、わがままだと言われたい、破天荒だと思われたい、でも出来ない。
それが出来たら、どんなに幸せだろう。
そんな時、カラオケボックスで出会った3人に、「カルテット(弦楽四重奏)を組もう」と提案。世界的指揮者である祖父が所有する軽井沢の別荘を共同生活の場として提供する。

脚本は『東京ラブストーリー』や『最高の離婚』(ともにフジテレビ系)など、時代を代表する名作を世に送り出してきた坂元裕二氏が担当。

話が進むごとに明らかになっていく、それぞれの秘密や葛藤。そんな人間模様を描くと共に、コミカルな会話劇も特徴

■カルテット第1幕終演 第4話までのあらすじ

▽第1話

ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。

真紀(松さん)、すずめ(満島さん)、諭高(高橋さん)、司(松田さん)の4人がある日、東京都内のカラオケボックスで偶然出会う。彼らは奇跡的にそれぞれバイオリン、チェロ、ビオラの奏者で、弦楽四重奏を結成。

松たか子さん演じる真紀が、自分の旦那さんが失踪したということを告白

▽第2話「大人の恋はやっかいだ」

真紀(松たか子)を監視するために、カルテットに加わったことが判明したすずめ(満島ひかり)。 依頼主である鏡子(もたいまさこ)に経過を報告に行くと、そもそもカラオケボックスほか2人がいたことにも、何か理由があったのではないかと疑問を持ちはじめる。

一方、同僚の結衣(菊池亜希子)から「結婚する」と聞かされ戸惑う司(松田龍平)。さらに結衣は、結婚式でカルテットに演奏をしてほしいと依頼。仕事の依頼なのに、後ろむきな司に疑問を持った諭高(高橋一生)は、司を追及する。

松田演じる司が松演じる真紀を大学時代から好きだったことを告白。満島演じる、すずめは司だけに高橋演じる諭高が好きなことを明かすなど、カルテットを組む4人の関係が徐々に動き出す展開となった。

▽第3話「四角関係」

世吹すずめ(満島ひかり)の家族をめぐるエピソード。今まで仲間たちに家族のことを明かしてこなかったすずめだが、実は20年以上会っていない父・欧太郎(高橋源一郎)がいた。見知らぬ少年・純(前田旺志郎)から父が死の間際にあると知らされるが、すずめは取り合わない。

すずめは幼い少女の頃、父によって「超能力少女」として売り出されたが、嘘が露見して日本中からバッシングされたという過去があった。父は逮捕され、早くに母を亡くしていたすずめは親戚じゅうを転々とすることになる。そして、すずめは卑しい父の言動を心から軽蔑していた。

そんな中、父親が病気で幾許もないことがわかる。迷い悩んだ末、彼女は病院まで行くが、そこで落ち合った真紀に「すずめちゃん、軽井沢帰ろう。病院行かなくていいよ。カツ丼食べたら軽井沢帰ろう。いいよいいよ、みんなのとこ帰ろう」と言われ、過去の呪縛から解放される。